30代 中国語を極めるまでの記録

語学学習の進捗・気づきなどを記載していきます

HSK5級レベルの単語帳を眺めてみた

こんにちは。

今日は単語帳について少し書きます。

 

単語帳は久しく手に取ってなかったのですが

現状の語彙を確認する意味で眺めてみました。

最近リスニング力が上がって結構聴き取れる範囲が増えてきたこともあり、

もしかすると自然に語彙が増えているかもという淡い期待もあり。

ちなみに鉛筆片手に「勉強」ではなく、あくまで「眺める」です。(←ここ重要)

 

使用した教材は『新HSK词汇突破(HSK5級)』という中国で出版された単語帳。

全体にさっと目を通すと、7割程度意味が分かる感覚を持ちました。

比較として、去年の11月~翌1月頃にも同じ教材を使っていた時期がありますが、

その頃は2,3割の単語が分かる状況でした(4級はほぼ分かる)。

まずはこのレベルならリスニング中心の学習で語彙も自然に身についていくことが実証されたことを嬉しく思います。

これからも迷わず学習を進めていけます。

 

ちなみにHSK5級は2500語レベルで、中検2級ではそれは入口レベルなので

2級合格時点(去年11月)では語彙力としてはかなり貧弱な状態だったようです。

正直、よくこれで2級の壁を超えられたな、と(^_^; 

HSK,中検単語レベル表



今回は単語帳の中身についても少し触れておきます。

まずは単語帳の画像を貼ります。

 

    4級/基本的な単語が並ぶ     5級/やや抽象度が上がるが頻出表現多数


一見してキクタンより実際の会話で使われる単語が多く採用されているように見受けられます。

そしてこれはあくまで私見ですが、キクタンよりも全体的に出来が良いように思います。

※好みや目的によってもどちらが良いかは変わるはずです。

 今回は「中国語が分かるようになる」という私の目的を基に記載します。

以下、メリット・デメリットに分けて詳述します。

 

〇メリット

 ①必要十分な単語量。使用頻度の高い単語がフレーズと共にまとめられてある。

  一方キクタンは、中検がそういう作りになっているので仕方がないが

  その段階の語学力からすると身の丈以上の単語が多い印象。

 ②例文にピンインがついていない点が却って良いと思う(生词にはついている)。

  日本人学習者はピンインを読みすぎるきらいがあると思う。

  普段から意識的に中国語に触れていれば基本的な文章にピンインは不要なのでは?(という仮説)

  更に実際の中国語は生ものなので、同じ声調の単語でも微妙に抑揚の付け方が違ったりする。ピンインを過信してはいけない(戒め)。

 ③中国の出版物なのでほぼ全編中国語で記載されているのがGood(生词のみ英語で品詞・意味を記載)。

  例文やフレーズに意味が書かれていないが、中国語の基礎力があれば結構分かる。

  これがご丁寧に日本語訳まで書かれていたときのことを考えると、

  やはり日本人としてはそちらもつい目に入ってしまい脳の容量を食ってしまう。

  電子辞書と同じで、豪華な機能は要らないから必要十分な内容を持つ

  動作の軽快な道具を使いながらサクサクとこなしていける、そんな物が理想。

〇デメリット

 ①CDがついていないところ。しかしこのレベルの内容であれば

  普段から中国語の音声を聴いていれば問題なく脳内再生可能。 

  却って自分のペースで勉強出来てよいかも知れない。 

 ②生词の意味が英語でしか書かれていないので、英語が分からない場合は結構な手間・ストレスがかかると思う。

 

といった感じで使いこなすにはそれなりの力が必要ですが、実用的な中国語を志向している方にとっては最高の単語帳だと思います。

HSK6級レベル(5000語)までマスターすれば基本的な会話には一切困らなくなるはずです。

ただし、中検準一級を目指すにはやや語彙不足な感がありますので

私は類書の『HSK单词速记速练(全8冊)』を使っていこうかと思います。

 

 

こちらは、《汉语水平词汇与汉语等级大纲》に規定される

甲乙丙丁の各級の約8800語をベースに作成されており、全部で9933語が収録されております。

準一級はおおよそ7500語レベルと言われていますので、

甲乙丙級(5958語)の全てとその他成語・慣用句をしっかり身につければ

語彙力としては合格レベルに到達するはずです(普段から生词にアンテナを立てる前提)。

また、丁級(3975語)に収録されている語彙は難易度がグッと上がり、

これは一級の足がかりになるでしょう。 

 

そしてここまでの語彙力をリスニングで身につけることが出来るかがこれからの課題です。

ですが、今回のことで「きっと出来るはずだ」という強い確信も持てています

 

物事の習得において、ある段階で高い壁を感じることも

いま出来ることを続けていく内に気づいたら簡単に超えられる壁になっていることがあります。

スラスラ読めない文章、見覚えのない単語だらけの単語帳、全く聴き取れない会話、

こういったものも、やさしい教材をたくさんこなすことで克服出来る地力がついてきます。

語学においては、高負荷の(=使いこなせない)教材を汗をかきながら頑張るより

やさしいものをたくさんやることの方が遙かに力がつくはず(という仮説2)。

 

ということで今回は単語帳を眺めていきましたが、いろいろな発見がありました!

自分の中のいまある語彙を整理するのにも効果的でしょう。

正確には、生の中国語に沢山触れることで初めて生きてくる学習法になるかと思います。 

 

 

長くなりましたが今回はここまでにします。

それではまた。

2月の勉強時間と休息の必要性

こんにちは。

 

2月の実績を以下の通りまとめます。

 

〇中国語のみ

・12時間~   15日  

・8~12時間 6日

・5~8時間   4日

・それ以下      4日(内0時間は1日) 

 

〇中国語+英語+読書など

・12時間~   17日  

・8~12時間 5日

・5~8時間   3日

・それ以下      4日(内0時間は無し) 

 

今月は29日までですので、月の半分は12時間以上勉強に費やしたことになります。

12時間以上勉強した日に限れば、大体14,5時間の勉強時間になっています。

睡眠時間は毎日8時間程度とっていることを考えると、

起きている時間の殆どを勉強にあてていることになります。

 

きちんと計算はしていませんが、12時間に届かなかった日を含めても

毎日平均11時間程度は勉強できていると思いますので

基本的には今のままの学習を続けていければ良いと考えています。

一方で、後述する休日を除いた全ての日で12時間以上勉強するという積極的な気持ちも出てきました。

そこで3月はこれを目標としようと思います。 

 

 

次に、休日について。

ここ一か月はPodcast中心の学習に切り替えたこともあり、

起きている時間は殆ど中国語を聴く時間になっていたと思います。

それによってかなりリスニングの力がついたと感じる一方、

なんとなく休息の必要性は感じていました。

そんなとき、『英語は絶対、勉強するな!』https://amzn.asia/d/ipvOH7Q

という書籍と出会いました。

英語は絶対、勉強するな!

こちらの書籍は簡単に言うと、ネイティブと同じように言語を習得しようという内容になっております。

「ネイティブと同じやり方は臨界期を超えてからは不可能」といった批判がアマゾンのレビューなどにも書いてあったりと、その手法に対し懐疑的な意見も多い書籍です。

ですが、私の実施している学習法と重なる部分もあり、個人的には隠れた名著ではないかと考えています。

まだきっちりと読んだわけではないのですが、中国語の学習が落ち着いてからでもブックレビューを投稿しようとも考えています。

 

今回は、休日について書かれた部分のみ共有しますね。

同書曰く、言語の習得は「詰め込み→整理→その言語専用の部屋が出来る」という一連の流れにより行われるそうです。

具体的には、最初の6日間でその言語のテープをひたすら聞いて(詰め込み)、

次の1日は休日とすることでそれまでの情報が整理され、その結果専用の部屋が出来るということです。 

 

確かに、一定のペースで走り続けることは目標を達成する上で不可欠なことではあると思います。

しかし、次の段階・次元へと進むためには休息をとるのも同じくらい大事だということなのでしょう。

2月も本書に従って、一日だけ中国語に全く触れない日を設けました。

中国語に触れないというのは少し不安になりましたが、その翌日はなんとなくいつもより中国語が聞き取れるような気がしました(気のせいかもしれませんので、しばらく様子を見る必要があります)。

 

ちなみに本書では毎週一日の休憩を推奨していますが、私の学習ペースをみると

二週間に一日の休日くらいが丁度よい塩梅な気がしています(毎日8時間の睡眠もとってますし)。 

しばらくはこのペースで学習を継続したいと思います。

 

 

今回は以上。

それではまた。

1月の勉強時間

こんにちは。

もう2月も終わりかけですが、1月の学習時間に関して記載します。

 

昨年の12/25の投稿で、

「生活リズムを朝型に」、「毎日無理なく、でも5時間は勉強する」

という目標を掲げていたのを思い出しました(ハイ、つい先ほどまで忘れていました)。

 

kawawatan.hateblo.jp

 

目標こそ忘れていましたが、毎日遅くとも午前中には起床して

コツコツと学習が続けられたので、とりあえず及第かと思います。

具体的な学習時間は以下の通り。

 

〇中国語のみ

・12時間~   6日  

・8~12時間 12日

・5~8時間   6日

・それ以下      7日(内0時間は無し) 

 

〇中国語+英語+読書など

・12時間~   13日  

・8~12時間 8日

・5~8時間   6日

・それ以下      4日(内0時間は無し) 

 

まずは全くなにも活動しないという日がなくなったことに大きな成長を感じます。

こういったものは意志力ではなく日々の習慣ですので

ある程度長期間にわたり取り組んで習慣化できた自分を褒めてあげたいですね。

 

そして中国語について。

最近は本当に中国語漬けの生活を過ごしていますので

それと比べると中国語の比率がやや少ないように感じていますが

1月は他にやることがたくさんありましたから致し方ないと思います。

 

中国語漬けと言えば、去年6月の学習開始時点では

Youtubeの広告は中国語学習者向けのものが多かったのですが

先日とうとう中国語話者向けの広告(ソシャゲ)が出現しました! 

毎日これだけ生の中国語に触れる生活をしていればそりゃね・・・?

検定試験を受けるまでの間はこういった小さな変化が嬉しく思えます。

Google公認の(?)中国語話者になったからには、

もっと中国語が分かるようにならなければなりませんね。

 

 

簡単になりますが本日はここまで。

それではまた。

Comprehensible inputと準一級受験

こんにちは。

お久しぶりです。

近ごろは暖かくなりはじめて、窓を開けると春の香りがとても心地良いですね。

 

 

さて、言語学習にはComprehensible inputという概念があります。

 

youtu.be

 

まさに探し続けてた動画といいますか、私が英語の勉強を始めた

10代の時にこの考え方を知っていたら・・・!と思えるような内容です。

動画ではエピソードや具体的な方法論を交えて説明されていますが

結論として教授の主張は以下のひとつ(ご興味のある方は動画をご覧下さい)。

 

We acquire a language in one way and only one way when we understand messages. 

We call this "comprehensible input." 

我々はひとつの、そして唯一の場合によってのみ言語を習得することが出来ます。

それはメッセージを受け取ったときです。

我々はこれを「理解可能なインプット」と呼んでいます。

Steven Krashen

 

確かに、母語であろうと外国語であろうと、

言語の究極の目的はコミュニケーションにあるはずです。

Inputに関して言うならば、語学力の如何に関わらず

相手のメッセージを受け取ることが出来れば目的は完遂出来ていることになります。

逆にそこを強く意識して、

「メッセージを受け取れるように」、

「メッセージを受け取れるレベルの教材を適宜取捨選択しながら」

学習するということが言語習得の肝になるのだと。

当たり前のことの様で、盲点になりがちな部分でもあると思います。

これがComprehensible inputの考え方です。

 

 

次に、私自身の直近の学習の進捗について話しておきます。

引き続き听力に取り組んでおり、ここひと月は暇さえあれば

中国語の動画やPodcastを聴いていた気がします(毎日平均して10時間程度)。

その結果、最近では文字通り一日中中国語を聴いても疲れることはなくなりました。

以前(中検2級対策をしていた10ー11月頃)はたった十数秒の会話を聞き取りを

数回繰り返しただけでも疲労感を覚えていましたが、今では何ともありませんね。

もちろん、それはある程度の集中力を維持しながら問題も解くというウエイト付きの取り組みでしたが。

 

どういった教材が良いかは各々のお好み次第かと思いますが

特に私のオススメは茶歇中文というPodcastです。

 

youtu.be

 

速度・内容・語彙レベルも中級者にとって適度なものになっており、

投稿もほぼ毎週行われており、Podcast上の評価も4.9/5で高評価です。

投稿者もComprehensible inputの考え方を念頭に作成しているようで、

上の動画では話されている内容に関連した絵を描いてくれています。

絵を見ながらだと、音声だけ聴くより圧倒的に理解度が上がると感じませんか?

これこそがComprehensible inputの威力です。 

※(自分の記録用に)2/19に、茶歇中文の79課を通して聴く。 

  1.5~1.9倍速での理解度は7-8割。当日の総視聴時間17時間弱。

 

効果的な学習を集中的に継続している成果か、耳の完成度については

既に読解中心に実力を伸ばしてきた英語を超えたかも知れません。

語彙の関係で理解出来るものの幅はまだまだ英語が圧倒的に広いですが、

英語はまだ外国語を聴いている感覚が残りますね。

一方、中国語は母語を聴く感覚に近くなっていると感じています。

※語彙の問題を除いても"母語同然"ではまだありません。

 听力において何かが足りないのですがそれはまた今後の課題として。

 

さて、ここでComprehensible inputの図を示します。

 

Comprehensible inputの範囲



ここで重要なのは、Comprehensible inputが可能な範囲は、

自身の言語レベルのやや外まで広がっているということです。

新しい単語や表現を理解・体得出来れば、その分言語レベルも少し上がります。

つまり、Comprehensible inputを継続する限り、特別な学習を行わなくとも言語能力は上がり続けていくということです。 
その考え方でいくと、分厚い文法書や単語帳ですらも不要ということになります。

これまでの外国語学習の常識でいうと一見荒唐無稽なようですが、

ネイティブの子供が母語を覚えていく過程を思い浮かべればそれほど突飛な考えでないことがわかると思います。

もちろん、そのためには耳を徹底的に鍛える必要があります。

私も、中国語の学習を開始した当初から

直感的・経験知的にそういったことが見えていましたので、

兎にも角にも耳を鍛えることを最優先事項として学習を続けてきました。

 

 

そして最後に、ここ一ヶ月間の最大の懸案事項であった準一級受験について触れておきます。

当初から3月の準一級の目標で来ていましたが今回は見送ることにしました。

理由は逆説的ですが、準一級の背中が見えてきたからということが大きいです。

 

2級を目指していた頃は、準一級はあまりに遠すぎる目標で考えるだけで若干鬱になっていましたが(笑)、いまは現実的な目標として見据えることが出来ています。 

特に最近はやればやるほど中国語の理解度が上がる感覚が持てていて

ひと月前に3月の受験への迷いについての投稿をした頃よりも格段に力がついていることを感じます。

だからこそ、いま急いで無理矢理語彙を詰め込む作業に時間を費やしたくない、

このままの学習を継続して、通過点として準一級を取りたい、

そういった自分の気持ちを大事にしたいと思ったんです。 

 

取得は早ければ6月になるかも知れませんし、11月になるかも知れません。 

自分としてはどちらでも良いと思っています。

どちらにせよ軽く取ってしまうだけの実力はつけることになるのだから。

いまはそういう自信と期待を持って日々学習が出来ています。

 

長くなりましたが本日は以上にします。 

また何かしら自身の成長や新たな発見があればご報告します。

それではまた。

今の実力について(リスニング)

こんにちは。

 

最近の学習ですが、リスニングにPodcastや日本のアニメを中国語で観るといったことを取り入れています。

以下、現状です。

 

Podcast:内容にもよるが学習者向けなら6-8割の理解度

     よほど込み入った内容でない限り5割を切ることがない

・アニメ:初見だと3割程度。よく使う表現、構造の単純な文はㇲっと理解できる

 

特にアニメを観るときに感じることですが、

中国語にはだいぶ慣れてきて、音自体はしっかりとキャッチすることが出来るのですが意味はあまりよく分からないという感覚を持っています。

幼児の頃にアニメを観ながら同じような感覚を持った記憶があります。 

そこで話されていることが半分わかって半分わからないという感覚です。 

 

これはやはり語彙の問題と思われます。

語彙の問題とは、

①まずその単語や表現を見たことがない

②見たことはあっても、実際にどういう場面で使われるかが分からない

の二つに集約されるでしょう。 

 

前回の記事とも重複してきますが、語彙の問題に対しては、

単語帳を使用する方法と中国語に触れる中で自然に覚える方法の二つが考えられます。

国語学習においては一般的には前者の方法が採られるでしょう。

語学学習には汗をかくことが必要で、

汗をかいた分、苦しんだ分だけ力がつくと思われているからです。 

 

しかし、本当にそうなのか?

後者の方がよりネイティブが母語を身に着ける過程に似ています。

その際には単語帳の単語を片っ端から覚えていくというような”努力”よりも

徹底的に中国語の世界に自らを晒していく”没入”が求められています。

そして私の経験上、後者の方が圧倒的に力(+運用するにあたっての自信)がつくように思います。

前者では知識は身についてもニュアンス(上述の②)は手に入れることが出来ません。

 

このことを踏まえた上で、今後どのように学習を進めていくべきかを決めるべきですね。

 

長くなりましたが現状を要約すると、

「中国語の耳は出来てきたが、まだまだ知らない言葉がたくさんある」ということになるでしょう。

耳と集中力と読み解く力が今後の学習の鍵と思っています。 

 

今回はここまで。

それではまた。

3月の試験について

こんにちは。

 

昨日、中国語検定協会から次の試験の申し込みが始まった旨のメールが届きました。

もうそんな時期なんですね。時間が経つのは早い。

 

ずっと3月の試験で準1級を受けるという目標で頑張ってきた私ですが

今回受けるかどうか今更ながら迷いが出てきています。

 

理由としてはまず実力が足りていないこと。

リスニングはだいぶ分かるようになってきて、ギリギリ間に合う気がしていますが

筆記の方が全く勉強出来ていませんね。 

今から必死にやって間に合うかどうか。

 

もう一点は、試験のための勉強をすると中国語が嫌いになりそうという懸念があるということ。

実際に実力の伸び方としてはリスニングを中心とした今のやり方で

順調に伸びてきている手応えを持っており、無理をする必要はないと考えています。

 

確かに次の試験で準一級に受かれば大きな自信になるとは思います。

しかしながら、今の実力に見合わない語彙をひたすら詰め込むという作業に

かなりの時間を取られることになるでしょう。 

 

このまま基礎を涵養するか、少しの間無理をするか、

どちらも一長一短あると思いますが、しばらく良く考えてみたいと思います。

迷ったときは「何のためにそれをやるか」をよく考えること、ですね。

 

本日はここまで。

それではまた。

意味を積み重ねていくということ

こんにちは。

先日中国語を勉強していて気づいたことを例によってつらつらと記載します。

 

www.youtube.com

いきなりですが、こちらの動画をご覧下さい。

有名な中川家の中国人モノマネ動画を日本語の分からない中国人に見せたときの反応です(ちなみに個人的には大好きなネタです)。

中国人のイントネーションがほぼ完璧にコピーされており

日本人からするとあたかも中国人のようです。

しかし、当然と言えば当然ですが中国人には全く通じておりません。 

 

なぜ通じないのか?

それは言語を用いたコミュニケーションにおいて不可欠な要素が決定的に欠けているからです。

不可欠な要素とはすなわち、

1.その言語の語彙の中から場面に応じた単語や表現を選ぶ

2.それらを一定の規則に従って並べ文を組み立てる

ということです。

 

この二つをクリアすれば多少発音に難があっても問題なく伝わります。

また、どちらか一方に多少問題があっても、もう一方が正しければお互いに補完しながら意味を伝えることはできます。

そしてこの二つともクリアしていない場合は全く意思疎通が出来ません。

 

私も毎日ああでもないこうでもないと方法を考えながら中国語の勉強をしていますが、

なにをやったとしても結局、実力をつけることに成功するかどうかだと思うのです。

そして上に記載した二点を押さえた上でロジックを積み重ねながら学習を進めることで

文意も正確に取れるし着実に実力をつけることができるのでしょう。

 

今述べたことは、「次に何がくるかが予測できる」ということに直結しますので

この点に気づいてからまた一つリスニングのレベルが上がったように思います。

要するに、基本的に未知の単語は出てこないし、見たことがない形の文はない、

そういう圧倒的な自信が身につくまで練習を繰り返すこと。

それがしっかりとした基礎を打ち立てる(=実力をつける)ということだと思うのです。

※ちなみに、ほとんどの資格試験の勉強はパターンの反復学習になります。 

 中国語であれば、中検1級であろうとHSK7-9級であろうとこのパターン学習の

 範疇になります(そうでないとそもそも採点が出来ませんからね)。 

 

逆に中国語の本を読みながら気づいたら字面だけを追っている、

または会話を聞きながら気づいたら中国語の音だけを拾っているということがあります。

そういったときは、個々の文意も取れていないですし実力もついていないでしょう。

そうならないように集中力を維持した学習を継続することが大事だと思います。 

 

今日は以上です。

それではまた。