こんにちは。
先日中国語を勉強していて気づいたことを例によってつらつらと記載します。
いきなりですが、こちらの動画をご覧下さい。
有名な中川家の中国人モノマネ動画を日本語の分からない中国人に見せたときの反応です(ちなみに個人的には大好きなネタです)。
中国人のイントネーションがほぼ完璧にコピーされており
日本人からするとあたかも中国人のようです。
しかし、当然と言えば当然ですが中国人には全く通じておりません。
なぜ通じないのか?
それは言語を用いたコミュニケーションにおいて不可欠な要素が決定的に欠けているからです。
不可欠な要素とはすなわち、
1.その言語の語彙の中から場面に応じた単語や表現を選ぶ
2.それらを一定の規則に従って並べ文を組み立てる
ということです。
この二つをクリアすれば多少発音に難があっても問題なく伝わります。
また、どちらか一方に多少問題があっても、もう一方が正しければお互いに補完しながら意味を伝えることはできます。
そしてこの二つともクリアしていない場合は全く意思疎通が出来ません。
私も毎日ああでもないこうでもないと方法を考えながら中国語の勉強をしていますが、
なにをやったとしても結局、実力をつけることに成功するかどうかだと思うのです。
そして上に記載した二点を押さえた上でロジックを積み重ねながら学習を進めることで
文意も正確に取れるし着実に実力をつけることができるのでしょう。
今述べたことは、「次に何がくるかが予測できる」ということに直結しますので
この点に気づいてからまた一つリスニングのレベルが上がったように思います。
要するに、基本的に未知の単語は出てこないし、見たことがない形の文はない、
そういう圧倒的な自信が身につくまで練習を繰り返すこと。
それがしっかりとした基礎を打ち立てる(=実力をつける)ということだと思うのです。
※ちなみに、ほとんどの資格試験の勉強はパターンの反復学習になります。
中国語であれば、中検1級であろうとHSK7-9級であろうとこのパターン学習の
範疇になります(そうでないとそもそも採点が出来ませんからね)。
逆に中国語の本を読みながら気づいたら字面だけを追っている、
または会話を聞きながら気づいたら中国語の音だけを拾っているということがあります。
そういったときは、個々の文意も取れていないですし実力もついていないでしょう。
そうならないように集中力を維持した学習を継続することが大事だと思います。
今日は以上です。
それではまた。