30代 中国語を極めるまでの記録

語学学習の進捗・気づきなどを記載していきます

辞書引き 経過報告

こんにちは。

 

先日より辞書引き学習法を行っておりますが

今日はその際に感じた気づきを書いていきたいと思います。

 

〇現状

・使用辞書

 ①はじめての中国語学習辞典(以下、学習辞典)

 見出し語約1万語。重要語句をランク分けして印字(上から1000/2000/2200語)

→600回引いた段階で一旦卒業(ここまで1週間強かかる)

Amazon.co.jp: 新装版 はじめての中国語学習辞典 : 相原茂: 本

 ②講談社中日辞典第二版(以下、中日辞典)

 親字1万3千字(見出し漢字)。見出し語数7万4千語。重要語句をランク分けして印字(上から1075/2025/5796語)

→現在のメイン辞書

講談社中日辞典 第三版 | 相原 茂 |本 | 通販 | Amazon

中日辞典(左)と学習辞典(右)

※付箋について、私は引いた回数をカウントしやすい一束100枚*10束の付箋を

 使用しています。100均にも類似品あり。

ポストイット 付箋 見出し 25x7.5mm 100枚x混色10個

 

〇学習辞典に関して

-メリット

 ・見出し語を厳選しているため目的の語にたどり着くまでのスピードが速い

 →中検2級までならメインの辞書としての使用に耐え得るのではないかと思う。

 ・学習に必要な情報が必要十分かつ簡潔にまとまっている。

 ・読み物としても丁度良い密度の情報量。

-デメリット

 ・学習が進むにつれ載っていない単語が徐々に増えていく(どのレベルの単語は載っていないという事を肌感覚で感じられるようになることはメリット)

 

〇中日辞典に関して

-メリット

 ・十分な語彙数がある。中検2級や準1級までは全く不足なくメインの辞書として活躍出来るのではないかと思っている。

  1級になるともしかしたら読み物的面白さで物足りなさを感じることが出てくるかも知れない。

 ・例文含めすべての単語にピンインが振ってあるため、非常に便利。学習辞典の収録語数を増やしたようなイメージ

 ・全てではないが、多義語的な漢字には写真のような派生ツリーが載っている。

-デメリット

 ・親字検索+収録語数が比較的多いので最初は調べるのに時間がかかるかもしれない。

 ・紙の辞書の宿命だが新語については別途学習する必要がある

 

〇気づき

辞書は入門、出来れば初級(中検3級)が終わってから引き出すのがベターかも知れません。

というのも辞書を使いこなすにもある程度の実力が必要だと考えるからです。

スムーズに学習を進めるにはある程度のスピードで引けなければいけませんが、

初級段階ではどの漢字がどういう読み方をするのかという勘所がつかめておらずその段階で時間がかかりすぎます。

逆にひとたび中級に入ったならば辞書を駆使しながら学習を進めるべきでしょう。

 

では「どの辞書を使うか」ということですが、

端的には自分の実力に見合ったものということが出来るでしょう。

学習辞典は卒業したと書きましたが、ちょっとした単語を調べる際には

やはり学習辞典の方に手がのびてしまいます(そして大抵目的の単語は見つかります)。 

ということは私にとっては中日辞典を使いこなすまでに実力がついていないということでしょう。

「辞書は金で買える実力」という言葉があり、それ自体は真実だと思いますが

RPGの装備と同じで、それを装着するには自分のレベル自体が一定以上にないといけないということを痛感しています。

 

大きすぎる道具は飾っておくには格好の良いものですが持て余していれば意味がなく、

実用上はやはりその時点で最も手になじむものを使用すべきでしょう。

また、先の話ですが、中日辞典の更にワンランク上の辞書があるそうなので

いつかそちらを入手して使用してみたいと思っています。 

 

最後に辞書引きについて思うところをひとつ。

語学学習において辞書を引く時間を惜しんではいけませんが、あまり辞書に構ってばかりいると

テキストの内容理解がおろそかになってしまうので、何を引いて何を引かないかの判断も

学習が進んでいくと大事になるのかと思っています。

関連語を引きたくなる気持ちを抑えつつ、目的の意味をパっと見つけ出す眼力が求められます。

 

辞書引きには確かにハイキングのような楽しさがあります。

しかしあまり入り込みすぎると深い森に迷い込むことになる気がしています(本来学ぶべき重要語句が抜け落ちる)。

 

あくまで道具であるという事を忘れずに、

辞書の世界を楽しんでいきたいと思います。 

 

それでは、また。