こんにちは。
もうひとつ記事を書きます。
ここ数日、深谷圭助氏(立命館小学校)の提唱する「辞書引き学習法」を参考に
紙の辞書を使っての学習を行っております。
今までは分からない単語があれば、(特に深い考えもなく)ネットで検索していました。
しかし、上述の辞書引き学習法を試してみると
ここ数日の間でも明らかに単語が身についているのを実感していますので
その理由含め思うところをつれづれなるままに記載します。
〇やり方※「辞書引き学習法」を参考にした自己流です
・紙の辞書を用意する(自分のレベルにあったもの)
・付箋を用意する(大量に貼るので小さく量が多いものを選ぶと良い)
・単語を引いていくたびに、引いた単語を付箋に記載し辞書のページ上部に貼っていく。
※二回以上引いたものについては、都度正の字でカウントしていく。
〇辞書引き学習法のメリット
・自分の努力の量が可視化される
→自信に繋がる。「もっと引きたい」というモチベーションも刺激される。
要するに、辞書引きがゲーム化される。
・前に引いたことがある言葉が明確になる
→以前の記事でも書いた「この山は登ったことがある」ということで得られる自信と同じもの。
・(推測)ある程度のところまでいくと、「この辞書は卒業」というのが感覚的に分かるようになる。
→自信を持って次の辞書に移れる。
〇電子辞書と比較したときの紙の辞書の優位性
・ひとつの単語を調べるのに相対的に時間がかかる
→これはデメリットでは?と思うかも知れないが、電子辞書はあまりに速く訳語が分かってしまうため却って記憶に残らないのでは、という仮説を持っている。
人間には心地よい歩調というものがあると思う。
・「見出し語1万語」などと書かれているときに、紙の辞書であれば物理的な紙面があるためか
脳が並行してそれを処理することで「1万語がどのくらいのものか」、「自分の現在の語彙力がどのくらいか(全体感)」が体感的に分かってくる。
→その辞書の持つ語彙、そして自分の語彙がどのくらいかというのを実感出来ることが紙の辞書最大の強みと思われる。
もちろん、それは一日や二日ページを眺めるだけでなく、韋編三絶するつもりで辞書を引き潰したあとに得られるものなのだろう。
ここ数年は紙の辞書から離れていましたが、辞書は楽しい読み物であるということを再認識させてくれましたね。
単語帳や電子辞書より効率こそ劣るかも知れませんが、学習の楽しみはこちらが遙かに優っています。
以上、簡単になりますが紙の辞書とその引き方に関する所感でした。