こんにちは。
本番一ヶ月前にどう過ごしてきたかを以下2点に絞って記載します。
1.本番前一ヶ月は頑張るという目標を立てる(一日10時間の学習)
2.過去問得点の変遷とその間にやったこと
まず、1.について記載します。
6月から学習を開始して、自分の中ではそれなりに勉強をしてきたつもりでしたが
一日の内に実際に中国語にかけてきた時間はそれほど多くなかった気がします(測っていないですが恐らく4-5H/日前後)。
そこで、「本番一ヶ月前は毎日10時間勉強をする」という目標を立ててみることにしました。
怠け者の私としては少し難しいかとも思いましたが、一ヶ月くらいはやってみよう
という気持ちもあり挑戦することにしました。
10/20から11/25までの37日間における学習時間は以下の通り。
・8-12時間 23日
・5-7時間 8日
・それ以下 6日(内0時間は2日)
流石に毎日頑張り通すことは出来ませんでしたが、
自分としては結構頑張れたのではないかと思っています。
全く中国語に触れない日=気持ちが一瞬途切れてしまった日があったのが
少し残念といえば残念ですが、逆に言えばそこから崩れなかったのは成長ですね。
次に2.について。
まず最初の反省点ですが、過去問を取り組み出すタイミングが
かなり遅くなったのは(本番3週間前)反省ですね。
「貴重な演習材料を消費するのがもったいない」、「まとまった時間が必要」、
そして「自分の実力を知るのが怖い」など、理由は沢山ありました。
しかしこれらは全て精神的な弱さに起因するものなんですよね。
合理的に考えればやらない理由になっていなかったかなと。
まず貴重な演習材料を消費するのがもったいないということに関しては
手元には12回分の過去問があり、それだけあれば
「現状の実力を知る」、「頻出問題・傾向を知る」、「直前の実力テスト」
という三つの目的を十分に満たすことが出来ます。
まとまった時間が必要ということについては、普段から集中して机に座って勉強するということが出来ていないから思うことなのでしょうね。
リスニングは45分、筆記は60分程度ですので、そのくらいの時間集中出来ないのでは本番を戦うことは出来ません。
そして、自分の実力を知るのが怖いということについて。
これはまさに試験に求められる精神的な強さに関わってくる問題ですね。
「昨日より今日、今日より明日」、「本番ギリギリまで実力をつけていく」
という意識で粛々と学習を進めていく心の強さが必要です。
さて、前置きが長くなりましたが、本番一ヶ月前にやってきたことを
雑感を交えて記載していきます。
11/5 第100回 筆記64 听力80
→筆記は殆ど勉強していない状態。リスニングは毎日何かしら勉強していた。
一方、筆記、リスニングの両方で語彙力不足を感じる。
11/8 第 98回 筆記51 听力80
11/10 リスニングは集中力勝負と思う。難化しても大丈夫と思える。
11/11 第 99回 筆記72 听力70
この日から単語や文章をノートに書き殴る勉強法を開始。単純作業なので数時間続けても案外疲れない(以降、リスニング以外の時間はほぼこれに費やす)。
11/12 HSK5級のリスニングは40/50(6割が合格ライン)。要点を掴むことと集中力がカギ。
問題自体の難しさはHSK5級の方が上のように感じる(しかも流れるのは1回)。
11/13 HSK5級リスニング 5/10, 4級36/45
11/14 第101回 筆記62 听力45
筆記はかなり良い感覚で解けた(合格ラインは65)。リスニングは集中力を欠いていた。
HSK4級リスニング 72/80,長文19/20。5級で8-9割取れたら2級も十分7割取れるように思う。
→このとき、HSKと中検を行ったり来たりする勉強法が効果的であることを実感。
この日からキクタン3級と2級の筆写を開始。ボキャビルを開始したのが遅かったと反省。
11/15 HSK4級リスニング60/65、長文10/10
リスニングを自信を持って解きたい場合は語彙力を増強すること。知らない物はないという自信。
リスニングの演習を数多くこなしたい場合はHSKの方が断然優れている。
∵中検は放送を2回聞く前提で問題が作られているため。
11/16 HSK4級リスニング45/55、長文8/10
11/17 HSK4級リスニング18/20、長文10/10
11/18 HSK4級リスニング34/35
11/19 第102回 筆記77 听力80
11/20 HSK4級リスニング33/35、長文10/10
→接続詞などの重要語句が聞き取れるようになったので話の筋は追えるが
名詞の聴き取りに課題を感じる(訓練の問題)。
11/21 HSK4級リスニング33/35、長文10/10 HSK5級24/28
→5級で8割5分得点出来たことが大きな自信に。以後5級に移行。
11/22 HSK5級リスニング12/12、長文13/15
11/25 第104回 筆記67
→本番直前に自信のない筆記の最終テスト。合格ライン70に少し届かず。
自信がない問題9題の内7題が不正解。逆にそれ以外の21題の内19題は正解。
→一定の確信を持って解いた問題は正解出来るという重要な気づき。
HSK5級リスニング17/20、長文12/15
→リスニングについては十分な実力がついたように思う。
意味不明な音の羅列から、言葉の流れが見えるように(視覚的に大きく開ける感覚=開眼?)。
11/26 本試験 筆記73-75(50/60+23-25/40) 听力80
→いまの実力を考えると最良の結果と思う
特に筆記が不安だったが、大問1-3の30題で自信がなかった8題では3題正解、
それ以外の22題は全て正解という結果だった。
これは前日の手応えに関する気づきが大きかったと思う。
以上、まとめると
・リスニングはHSK4級5級の問題を大量にこなすことで力がつくのを実感
・筆記はボキャビルを開始してからじわじわ伸びていった
・自信を持って解いた問題はほぼ正答出来ること
ということになるかと思います。
特に最後の部分は本当に大事ですね。
これからの自分の学習を支えてくれるであろう大きな気づきを得ることができました。
さて、2級についてはひとまずこれにて終了です。
今回の合否がどうあれ、自分としては十分な点数が取れたと思いますので
今度は次の目標に進んでいきたいと考えています。
次の目標、そう準1級です。
3級から2級も大きな隔たりがありましたが、
2級から準1級はそこから更に大きな飛躍が求められます。
1級が別次元の難易度であるだけに多くの学習者にとって準1級が事実上のゴールと言われています。
これはあくまで目安ですが、合格までにかかる時間は
2級合格までに1000H、準1級合格にはそこから更に1000H必要だそうです。
今日から数えると試験まであと117日あります。
ここ一ヶ月でやってきた毎日10時間の学習を継続出来れば十分に手の届く位置にあります。
過去問を見てみるとまだまだ遙か遠くにあるように思えます。
しかし、半年前学習を開始したときに2級の過去問を見たときも同じ感想を持ちました。
そしていま2級の問題を見ると、殆どの設問がおなじみのものに見えます。
4ヶ月後に本番を迎えたときに同じ感覚が持てるようにまた学習を続けていきたいと思います。
以上です。
それではまた。